地域と創る「にいみこどもフェスタ」

平成16年度文部科学省特色GPに選定されました

地域と創る「にいみこどもフェスタ」

「にいみこどもフェスタ」は、規模の大きい本格的な舞台活動の経験をとおして、表現力の飛躍的な向上はもちろん、将来、保育者となる幼児教育学科学生の資質向上に繋がる高い教育効果を得ることを目的とした教育実践活動である。 また、地域の公立ホールと本学幼児教育学科との共同開催により、当地域の一人でも多くの子どもたちにできるだけ質の高い舞台鑑賞の機会を提供することも大きな目的としている。
この取組は、平成16年度と17年度に国の助成を受けました。

特色ある大学教育支援プログラム (特色GP※)とは
大学が実施している「大学教育の改善に資する様々な取組」のうち、特色のある優れたものを選定し、その事例を広く社会に情報提供することで、今後の高等教育の改善・活性化に活用しようと文部科学省が平成15年度より取り組んでいる事業です。
※Good Practice

取組の概要

「にいみこどもフェスタ」は、全国初、唯一の広域事務組合立として地域により設立された新見公立短期大学(申請当時)と、その主たる設置母体である新見市 の公立ホール「まなび広場にいみ」とが共同開催している幼児教育学科の表現発表会である。この取組の大きな特色は、ホールが地域文化への寄与及び青少年の 健全育成を目的とする自主企画事業として主催し会場を提供、本学幼児教育学科が作品構成や舞台演出を担当する共催の形で連携して開催していることである。 また、平成16年度で第14回を迎えるこの発表会は、当地域の定期公演としては最大の観客動員数を誇り、その舞台構成や表現技術に対する来場者からの高い 評価も大きな特色である。
「にいみこどもフェスタ」は、子どもたちにできるだけ質の高い舞台を提供することにより地域への貢献となり、学生にとっては、表現力はもちろんのこと、保育者としての様々な資質を育成することのできる非常に教育効果の高い取組となっている。

選定理由

この取組は、新見公立短期大学の基本理念である「誠実、夢、人間愛」をもとに幼児教育学科全学生が各々の役割を持って参加する表現発表会として、14年間にわたって実施している取り組みです。この取組は、実施プログラムの内容等についてすべてオリジナリティにこだわり、教育と地域貢献をとおして学生のモチベーションや学習内容の向上を図っており、他大学にみられない特色も認められます。幼児教育・保育系の短期大学では同種の取組が見られますが、この取組はレベルが高く、新見市公立ホールの定期公演としては最大の観客を集め、市内のほとんどの幼児が参加しているなど、地域から大きく支持されています。 また、公園の中で「メディア媒体を活用」していることは、IT社会の中で、幼児教育を専門とする学生に必要な技術を学ばせるという点でも優れた取組みであり、他の短期大学の参考になり得る優れた事例であるといえます。今後は、ビデオオンデマンドによる配信や公演録画ビデオの活用や巡回公演を行うなど、より多くの幼児が公演を鑑賞できるよう、さらなる努力と工夫を重ねられることを期待します。

取組の特性

  • 開催の体制
    新見市の公立ホール「まなび広場にいみ」が、地域文化への寄与および青少年の健全育成を主な目的とする自主企画事業として、ホールの運営母体である新見市および新見市教育委員会の主催、本学幼児教育学科の共催という形で行われている。
  • オリジナル作品の上演
    「にいみこどもフェスタ」はすべて創作によるオリジナル作品の上演が大きな特色であり、今回まで一度として同じ演目や既成作品を取り上げたことはない。また、演技・舞台装置は、毎回何か新しい試みを取り入れており、これがリピーターの来場者から特に高い評価を得ている。
  • ホールによる支援
    本番前一週間は貸し切り状態でホールを使用でき、入念な舞台稽古やリハーサル、舞台仕込みやスタッフ打ち合わせ等の時間が十分に確保できる。したがって、出演者スタッフともに舞台における表現技術が磨かれ、それが本取組に対する高い評価の大きな要因となっている。
  • 公演録画ビデオの活用
    舞台を収録したビデオテープは、希望する保育所・幼稚園・幼児クラブ・公民館などに配布し、上映会として、また表現活動の教材として活用している。
  • メディア媒体の活用
    情報通信ネットワーク(阿新広域情報通信ネットワーク)を使って公演をライブ配信した。また、ビデオ・オン・デマンド配信により、過去の公演が自由に閲覧できる。「にいみこどもフェスタ」は、脚本・音楽等がすべてオリジナルで構成されているので、音楽著作権、肖像権の許諾をクリアしやすいため配信ソースとしては最適である。学生がメディア機器を用い、動画ソフトを使用した動画画面を作成、プロジェクター投影により舞台において身体表現と一体化した作品を発表した。