地域と創る「にいみこどもフェスタ」

平成18年度文部科学省現代GPに選定されました

地域のニーズに応える看護専門職養成
〜在宅高齢者支援プログラムとサービス・ラーニング〜

本学の看護学科が実施している「地域のニーズに応える看護専門職養成」が、文部科学省平成18年度の「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」に選定されました。これは、本学が優れた教育を実施している大学として評価されたもので、意欲的な教育への取組を促すうえで大きな効果を発揮しつつあります。また、高校生にとっては、大学選びの新しい基準のひとつとして注目を集めています。

全国565件申請中、112件選定
大学/442件申請中89件選定、短期大学/49件申請中7件選定、
高等専門学校/60件申請中12件選定、共同申請/14件申請中4件選定

現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP※)とは

社会的要請の強い政策課題に対応した、21世紀型の優れた教育を行っている大学を公募・選定し、予算を重点的に配分するという施策で、文部科学省が平成 16年度より取り組んでいる事業です。
※Good Practice

取組の概要

本プログラムは、「新見まごころネット」、「サテライト・デイ」の短大の2つの地域貢献活動を、看護を学ぶ学生たちの教育の場とするサービス・ラーニングの取組である。これらの活動は、新見市の在宅高齢者を対象に健康相談・生活支援を柱とし、平成15年に開始したICTネットワークによる健康相談活動「新見まごころネット」と、平成16年に開始した高齢者の生活圏内での地域分散型デイサービスを目指した介護予防活動「サテライト・デイ」の2つの取組を基盤にしている。この取組は、参加する高齢者や支援団体との連携を通して、地域の人々の教育力を十分に活かしながら、地域住民と共に学生を育てることをめざすものである。

新見まごころネット

サテライト・デイ

選定理由の概略

本取組の注目点は、第一に高齢者の居住形態の特長を的確に認識し、地域固有の課題の解決と看護・保健教育上の目標とを緊密に結合させていること。第二は、新見公立短期大学の既往の実践活動が前提となっており、また短大と行政機関との連携も確立されているため、実施可能性が保障されていること。第三は、医学的配慮と教育的指導とのバランスも適切であることなど、本取組はすぐれた内容を持っている。。

取組の特色

地域に密着した専門職の視点と実践能力の育成

看護学科の教育目標は図3に示したように、高度な専門性に基づいた看護実践能力を持った学生を育成することにある。 「知る」から「分かる」、そして「行動する」という看護実践能力を修得させるために、基礎的知識・技能の習得から始め、フィールドワーク、体験学習、ボランティア活動、そして看護の対象となる人々への実践的な実習へと学習活動を段階的に展開している。 今回のサービス・ラーニングの取組は、学生と教員が独自に企画、運営するという点で、他のフィールドワークと異なり、主体的で創造的な実践能力を養うことができる。

看護学科の教育目標

取組の成果・効果

  • 対象理解の幅が広がる
    この2つの活動を通して、学生は高齢者理解が深まり、さらに高齢者を取り巻く地域へ視点が広がり、学生自身の成長へとつながっていく。この高齢者理解は単に高齢者個人の身体的、心理的側面での理解にとどまらず、生活する地域やその歴史的文化的な環境をも含めた多面的な理解を深めることができる。
  • コミュニケーション能力を育てる
    学生は、人生の先輩である高齢者に対する言葉使いや作法にも配慮しながら、相手の言動を理解し、その意味を感じ取って、自分の言葉で返していくというコミュニケーション能力を磨くことができる。
  • プレゼンテーション能力を育てる
    学生は、健康教育・指導に参加することにより、
    1)専門的知識の伝え方やポスター提示等の効果的に伝えるための方法を学ぶ、
    2)対象者の年齢や生活経験を活かした健康指導への工夫について学ぶ。
    3)多くの人前で話す、伝える
    といったパフォーマンスの能力を育てることができる。
  • 看護専門職の知識技術を統合する能力を養う
    将来、看護専門職者としての
    1)高齢者ケアに対する学習意欲の向上
    2)対象を生活者として理解する
    3)社会や地域に貢献するための能力開発など
    が期待できる。学生は、高度な専門的知識・技術を学ぶだけでなく、コミュニケーション能力、実践的な問題発見・解決能力が開発され、人間性豊かな社会人として、地域社会に貢献する看護専門職者へと成長していくことが期待できる。