電子カルテ教育システムによる看護基礎教育

平成19年度文部科学省現代GPに選定されました(看護学科)

電子カルテ教育システムによる看護基礎教育
~個別的・双方向的手法で医療情報と看護を学ぶ教育改善指向型プログラム~

国では病院等に電子カルテの導入を推進している。しかし、本学の学生が在学中に行う実務実習で、これらを積極的に活用することは極めて困難である。 また、これを看護基礎教育に本格的に導入している教育機関は、国内ではほとんどみられない。
そこで本取組では、電子カルテを実質的に体験させるための新たなシミュレーションシステムを開発したい。
従来の紙を媒体とした看護基礎教育に加え、システム上に設定したモデル患者に、学内端末から学生がアクセスし、看護記録を作成し、看護上の問題を評価して看護計画・処置等を入力する。
教員は、ネットワークを介して、その内容を評価・添削し、指導を行うなど、オンラインで随時、個別的かつ双方向的に運用する計画である。
看護教育の中に情報教育を多面的・有機的に取り込み、情報スキルを活用したカリキュラム構築を図り、さらに教育改善のための資料を収集できるシステムとして発展させることを目的としている。

現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP※)とは
社会的要請の強い政策課題に対応した、21世紀型の優れた教育を行っている大学を公募・選定し、予算を重点的に配分するという施策で、文部科学省が平成 16年度より取り組んでいる事業です。
※Good Practice

目的

画像診断技術・電子カルテの利用など,医療の現場における情報化の進展は著しい。
このような状況に対応できる看護師を養成することが求められている。
しかし,教育を目的とするシステムは,開発されていない。
教育を主たる目的とするオンライン電子カルテ教育システムを開発し,電子カルテを利用する病院を模したシステムを学内に構築する。

概要

学内の既存のネットワークに専用サーバを設置。
病院を模した看護実習室に無線LANとノートPCを設置。
学生は,看護実習室のノート PC(授業時間)と既存の情報処理教室端末(自己学習時)からIDとパスワードを用いてシステムにアクセス。
システム上にモデル患者を設定。モデル患者には,教員が目的に応じて各種の医学的情報を設定。

システムと電子カルテ

期待される教育効果

医療現場で用いられるICT(情報・通信)技術に習熟し,医療情報に関する倫理的取り扱いとネットワーク技術および認証等のセキュリティー技術を学習。
電子カルテシステムが導入された医療現場での看護業務を疑似体験させることにより,看護対象者の現状をイメージしやすくなり,看護課題の評価(アセスメント)と問題解決能力などが向上。
各学生に個別的で双方向的な対応ができる結果,個々の学習段階に沿った学習支援と学習者の反応を生かした教育プログラムを実践。

画面例と実績報告等